今回の研究会は「情報社会のデザインシンポジウム2006」の一環として開催さ
  れます。なお、シンポジウムでは、現代の情報システムの問題点を抉る講演と
  して、オープニングの基調講演に奈良先端大の山口英教授 (内閣官房 情報セ
  キュリティ補佐官) をお招きしております。他に招待講演として、フリージャー
  ナリストの佐々木俊尚様、東大の須藤修教授、苗村健助教授らをお招きしてお
  り、いずれも聴講無料です。シンポジウムの参加方法につきましては、下記
  URLを御参照ください。
http://www.ai.soc.i.kyoto-u.ac.jp/infosociety2006/index.html

◆第34回電子化知的財産・社会基盤研究会
◆第58回デジタルドキュメント研究会 
合同研究発表会



電子化知的財産・社会基盤研究会
(主査:亀山渉,幹事:井出明,塩野入理,山下博之)
http://www.ipsj.or.jp/katsudou/sig/sighp/eip/ デジタルドキュメント研究会 (主査: 大場みち子,幹事: 鬼塚真, 斎藤伸雄, 菅沼明, 中挾知延子) http://www.ipsj.or.jp/sig/dd/ 日 時:2006年11月30日(木) 13:00-17:30 2006年12月 1日(金) 09:20-12:10 会 場: 松下電工株式会社 東京本社 東京都港区東新橋1丁目5番1号(JR新橋駅より徒歩5分) http://www.mew.co.jp/corp/profile/access/tokyo.html 協 賛:XMLコンソーシアム URL http://www.xmlconsortium.org/ 趣 旨:

国境を越えるメディアであるインターネットの出現により、
国家の概念は変容を迫られています。また、行政の変革を促すされた
電子政府についても、当初の構想とは異なる様相を呈しています。 併せて、近年情報システムが原因となり社会を震撼させる事件が多 発しています。社会の至る所に情報システムが介在し、その利便性 は向上しましたが、反面、誤った情報システムの利用が社会に与え る影響も増大していると言えます。 このような状況を打開するためには、「人的な制度や社会的なイン タフェース」を再構築する必要があり、それを「情報社会のデザイ ン」というマクロな視点で捉え直したいと考えます。 このような問題意識から、我々は、 「高度情報化社会における”公”とICT」 「ネット社会の安全運転を目指して」 「増殖するコンテンツのセイフティコントロール」 を軸として、ICTと社会環境に関する考察、デジタルドキュメント/ コンテンツの記述、作成、管理、表示、流通活用に関する考察を幅 広く募集し、情報交換/技術交流を図ります。
議 題:「崖っぷちの情報システムをどう救うか?」 1日目:11月30日(木) 午後(13:00-17:30)
【招待講演1】13:00-14:10 (会場AB)

1. Web2.0が引き起こす新たな市場独占をどう見るか
佐々木俊尚 氏(ジャーナリスト)

概要:1990年代にさかんに語られたインターネットビジネスの垂直統合
モデルは、ITバブル崩壊とともに消滅した。だがWeb2.0という新たなパラダ
イムの登場とともにGoogleやAppleComputer、Amazon.comなど強力なプラット
フォームを持つ企業が現れ、これらの企業によって新たな垂直統合モデルが
実現されようとしている。このモデルは「地主制度2.0」などとも揶揄され、
新たな市場独占を生み出すのではないかと危惧されている。Web2.0時代にお
けるインターネットビジネスの市場マトリクスは今後どうなっていくのだろ
うか。


【ポスターセッション・プレビュー】14:10-14:20 (会場AB)

ポスターセッションの発表者が各自概要を2分程度で紹介 【ポスターセッション】14:20-15:20 (会場AB)
2. 高付加価値サービスに関するサービス連携基盤技術
小池博、高橋規生、里佳史、宮本大輔(日立製作所)、 牛山克彦(デュオシステムズ)、 菊地伸治、島村栄、神南吉宏、山本拓磨、斉藤嗣治(日本電気)、 金井剛、加藤光幾、石井章夫(富士通)、 島谷明、奥平禎、田原聡士(NTTコミュニケーションズ) 3. インターネット上における「意図せぬ公人化」を巡る問題
板倉陽一郎(慶應大) 4. 青少年と携帯電話の有害情報 - 横断的解決に向けた一試案 -
浅野浩央(北陸先端科学技術大学院大) 5. 広報分析を応用した定量的研究評価の試み
有村啓司、小林俊哉(北陸先端科学技術大学院大学)、 緒方三郎(財団法人 未来工学研究所) 6. ICTと観光情報シソーラス
守屋豊、井出明(近畿大) 7. 博物館情報を用いた複合的メタデータスキーマ構築手法 「ファジー・スキーマ」の言語設計
秋元良仁,亀山渉(早稲田大) 【セッション1】15:30-17:30(会場A)
8. ユビキタス情報サービスにおける情報品質
○小舘亮之(津田塾大、早稲田大)、 針尾大嗣、田中康裕、馬場隆、関聡 (早稲田大)、 中島 一郎(KDDI株式会社) 9. 高付加価値サービス向け観測情報統合提供技術
○加藤光幾、金井剛 (富士通)菊地伸治、島村栄、神南吉宏(NEC)、 山本拓磨(NEC) 10. 日本国民のパーソナルアーカイブ構想(2) - 個人基本データ検索機能の検討 -
○村上 晴美(大阪市立大) 11. 学校行政へのオープンソース概念の適用 - Shared Questionnaire Systemによるカイゼン支援 -
○久保裕也(千葉商科大学)、 玉村雅敏、木幡敬史、金子郁容(慶應義塾大学) 【セッション2】15:00-17:30(会場B)
12. Webシステムにおけるデータベース監査ログの課題と解決法
○松永 豊(東京エレクトロン)、大場みち子(日立) 13. リッチクライアントとWebサービスで実現した簡単操作文書管理システムの開発
○松山 憲和(PFUアクティブラボ)、大場みち子(日立) 14. Webドキュメント活用の新しいカタチ
○山口琢(ジャストシステム)
15. XML文書におけるアクセス制御の高速化
○王命玲、白井靖人(静岡大) 2日目:12月 1日(金) 午前(9:20-12:10) 【招待講演2】9:20-10:30 (会場AB)
16. 「情報爆発と新たなサイエンスの創造」
須藤修 氏(東京大学情報学環教授) 【セッション3】10:40-12:10 (会場A)
17. 自動実行型ADRサービスにおける参加者の費用負担のあり方に関する一考察 - 電子的自力救済型個人データ保護制度を中心に -
○橋本誠志(徳島文理大) 18. 次世代情報システムの目指すべき方向性
○井出明(近畿大) 19. 電子行政の政策評価:アウトカム目標とその達成プロセスに関する一考察
○後藤玲子(茨城大) 【セッション4】10:40-12:10 (会場B)
20. Wikipediaマイニングによる信頼性情報を考慮した記事関係の抽出
○中山浩太郎、原隆浩、西尾章治郎(大阪大学) 21. 財務インフラとしてのXBRLの活用
○筏井大祐(あずさ監査法人) 22. ドキュメント文化と情報社会
○大野邦夫(ジャストシステム) 一般講演:発表 20 分 + 質疑応答 10 分 問合先:

電子化知的財産・社会基盤研究会(EIP) 井出 明(近畿大学)  E-mail:akiraide[at]kindai.ac.jp ([at]を@に置き換えてください。)
デジタルドキュメント研究会(DD) 斎藤伸雄(凸版印刷) E-Mail: nobuo.saito[at]toppan.co.jp([at]を@に置き換えてください。)