第84回研究会

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== 第84回デジタルドキュメント研究会 (参加募集) ==
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== 第84回デジタルドキュメント研究会 (参加募集) ==
* 主査:今村誠(三菱電機)
* 主査:今村誠(三菱電機)
* 幹事:高橋慈子(ハーティネス)、秋元良仁(凸版印刷)、天笠俊之(筑波大学)、細見格(NEC)
* 幹事:高橋慈子(ハーティネス)、秋元良仁(凸版印刷)、天笠俊之(筑波大学)、細見格(NEC)
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* 開催日:平成24年1月20日(金)10:30~17:00
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* 開催日:平成24年1月20日(金)13:00~17:00
* 会場:[http://office.med.kyoto-u.ac.jp/siran/kotsu.htm 芝蘭会館別館 (京都市左京区吉田牛ノ宮町11-1)]
* 会場:[http://office.med.kyoto-u.ac.jp/siran/kotsu.htm 芝蘭会館別館 (京都市左京区吉田牛ノ宮町11-1)]
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== テーマ 「共想,競創,協奏するコミュニティ II × 記録,表現,共有」==
== テーマ 「共想,競創,協奏するコミュニティ II × 記録,表現,共有」==
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==プログラム==
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(1) 10:30-11:00 ユーザのデスクトップ操作履歴に基づくファイル関連管理手法
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(3) 13:00-14:15 招待講演 SMART-GSシステムによる歴史研究の実際
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: ○定免睦昌、國島丈生、横田一正(岡山県立大)
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(2) 11:00-11:30 非構造化文章からのRDF自動作成
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: ○齋藤 悠 (法政大)
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11:30-13:00 (昼食)
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テーマセッション「共想,競創,協奏するコミュニティII × 記録,表現,共有」<br>
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(3) 13:00-14:10 招待講演 SMART-GSシステムによる歴史研究の実際
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: ○林晋(京都大学)
: ○林晋(京都大学)
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(4)  14:15-14:45 トランスクリプトマッピングのための書式とその活用
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(4) 14:30-15:00 トランスクリプトマッピングのための書式とその活用
: ○服部雄輝,寺沢憲吾(はこだて未来大)
: ○服部雄輝,寺沢憲吾(はこだて未来大)
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(5) 14:45-15:15 地域の記録と市民の記憶を共有するディジタルアーカイブCMS
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(5) 15:00-15:30 地域の記録と市民の記憶を共有するディジタルアーカイブCMS
: ○出口貴也, 中原裕成, 高橋正輝, 奥野拓, 川嶋稔夫 (はこだて未来大)
: ○出口貴也, 中原裕成, 高橋正輝, 奥野拓, 川嶋稔夫 (はこだて未来大)
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: 文化財や古文書,古写真などをディジタル化し,保存・蓄積する試み(ディジタルアーカイブ化)が広く行われている.筆者らの所属する公立はこだて未来大学では,市内の図書館や博物館と連携し,函館圏の歴史資料のディジタルアーカイブ化を行っている.しかし,集積した数万枚に及ぶディジタルアーカイブを,効率的に運用・公開することは難しい.本稿では,ディジタルアーカイブとその目録情報を運用・公開するためのCMSの構築に取り組んでいる.他方で,公的機関の歴史資料だけでなく,市民の所有する写真も地域の記録として潜在的価値が大きい.このような,市民の記憶を共有するための仕組みについての検討も行った.
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(6)  15:20-15:50 地域コミュニティのストーリーテリングを支援する年表型巻物の提案
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(6) 15:30-16:00 地域コミュニティのストーリーテリングを支援する年表型巻物の提案
: ○宮武志保,木村健一 (はこだて未来大)
: ○宮武志保,木村健一 (はこだて未来大)
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: 地域コミュニティの活動記録を活用し、新しい活動 を生み出す技術の提案が求められている。一方で、体験を他のメンバーに語ることは、活動を持続するために重要であるという指摘がある。本研究は、地域コミュニティのデジタルアーカイブを活用し年 表型巻物を提案する。コミュニティメンバーが共同鑑賞する場をデザインし、ストーリーテリング を支援することを目指している。本報告では、函館圏で50年間生け花の活動を行っている地域コミュニティを対象として、年表型巻物を共同鑑賞する場の試みを紹介する。そして、活動を共有・振り返るストーリーテリングが行われるか確かめるために行った、実験および場のデザインの実践について報告する。
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(7)  15:50-16:20 カルマンフィルタによるストーリー生成手法の提案
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(8) 16:00-16:30 足守プロジェクト:仮想空間システムによる文化的景観のディジタル化
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: ○佐藤真,赤石美奈,堀浩一(東京大学)
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: ○吉原 優輔、佐藤 智美、渡谷 真以、國島 丈生、横田 一正 (岡山県立大)
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: 我々はこれまで、複数の全周囲パノラマ画像によってWebブラウザ上に仮想空間を構築できるシステムPasQを提案・実装し、文化施設や遺跡を含むいくつかの場所について実際に仮想空間の構築を行っている。この成果を踏まえ、現在、岡山県岡山市北区足守地区の街並みや文化財などをWeb上で公開するプロジェクトを進めている。本発表では、このプロジェクトの概要について報告する。足守地区は豊臣秀吉と関連が非常に深く、緒方洪庵や木下利玄を輩出した由緒ある地域である。そのため、足守地区には昔ながらの街並みや建物がいくつも残っている。これらをPasQおよびGoogleStreetViewの連携により仮想空間化する。また、古くから所蔵されている文化財については、仮想空間内で展示を行うほか、PasQ以外のリッチコンテンツでの利用を想定して、独立したデジタルアーカイブシステムを構築する。
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(8) 16:20-16:50 足守プロジェクト:仮想空間システムによる文化的景観のディジタル化
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(1) 16:30-17:00 ユーザのデスクトップ操作履歴に基づくファイル関連管理手法
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: ○吉原 優輔、佐藤 智美、渡谷 真以、國島 丈生、横田 一正 (岡山県立大)
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: ○定免睦昌、國島丈生、横田一正(岡山県立大)
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: PCでユーザが扱うファイル数は極めて増加しており、フォルダによる分類やデスクトップ検索など、ユーザが目的のファイルを探す手法の重要性は増している。しかし、これらの手法ではユーザが実際に行っていた作業を反映した検索は充分に行えない。我々は、先行研究では考慮されていなかった複数のタスクが同時に行われるという状況を考慮して、ユーザのデスクトップ操作からファイル間の関連度を算出する方法、階層的クラスタリングによって関連の深いファイル集合としてユーザのタスクを抽出する方法などをこれまで提案し、いくつかの評価実験を行ってきた。本発表ではこれまでの提案や評価実験について報告し、ユーザのデスクトップ操作に基づいたファイル関連管理手法について考察する。
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※(2),(7)講演取り消し
== 参加費用 ==
== 参加費用 ==

2012年1月22日 (日) 08:46 時点における最新版

目次

第84回デジタルドキュメント研究会 (参加募集)

テーマ 「共想,競創,協奏するコミュニティ II × 記録,表現,共有」

市民がそれぞれの知恵を持ち寄って,新しい形態の知を生み出そうとしています.昨年のテーマ「共想,競創,協奏するコミュニティ×情報編纂の可能性」では,SNSやtwitterを含むさまざまな情報表現ツールによる市民の活動の編みあげの事例が報告されました.今回の研究会では,研究者やデザイナーが連携するための情報ツールや,市民が参加するソーシャルメディアやデジタルアーカイブのための事例報告など,”共想,競創,協奏する”コミュニティの記録とその表現や共有に関する研究を幅広く募集しました.

プログラム

(3) 13:00-14:15 招待講演 SMART-GSシステムによる歴史研究の実際

○林晋(京都大学)

(4) 14:30-15:00 トランスクリプトマッピングのための書式とその活用

○服部雄輝,寺沢憲吾(はこだて未来大)

(5) 15:00-15:30 地域の記録と市民の記憶を共有するディジタルアーカイブCMS

○出口貴也, 中原裕成, 高橋正輝, 奥野拓, 川嶋稔夫 (はこだて未来大)
文化財や古文書,古写真などをディジタル化し,保存・蓄積する試み(ディジタルアーカイブ化)が広く行われている.筆者らの所属する公立はこだて未来大学では,市内の図書館や博物館と連携し,函館圏の歴史資料のディジタルアーカイブ化を行っている.しかし,集積した数万枚に及ぶディジタルアーカイブを,効率的に運用・公開することは難しい.本稿では,ディジタルアーカイブとその目録情報を運用・公開するためのCMSの構築に取り組んでいる.他方で,公的機関の歴史資料だけでなく,市民の所有する写真も地域の記録として潜在的価値が大きい.このような,市民の記憶を共有するための仕組みについての検討も行った.

(6) 15:30-16:00 地域コミュニティのストーリーテリングを支援する年表型巻物の提案

○宮武志保,木村健一 (はこだて未来大)
地域コミュニティの活動記録を活用し、新しい活動 を生み出す技術の提案が求められている。一方で、体験を他のメンバーに語ることは、活動を持続するために重要であるという指摘がある。本研究は、地域コミュニティのデジタルアーカイブを活用し年 表型巻物を提案する。コミュニティメンバーが共同鑑賞する場をデザインし、ストーリーテリング を支援することを目指している。本報告では、函館圏で50年間生け花の活動を行っている地域コミュニティを対象として、年表型巻物を共同鑑賞する場の試みを紹介する。そして、活動を共有・振り返るストーリーテリングが行われるか確かめるために行った、実験および場のデザインの実践について報告する。

(8) 16:00-16:30 足守プロジェクト:仮想空間システムによる文化的景観のディジタル化

○吉原 優輔、佐藤 智美、渡谷 真以、國島 丈生、横田 一正 (岡山県立大)
我々はこれまで、複数の全周囲パノラマ画像によってWebブラウザ上に仮想空間を構築できるシステムPasQを提案・実装し、文化施設や遺跡を含むいくつかの場所について実際に仮想空間の構築を行っている。この成果を踏まえ、現在、岡山県岡山市北区足守地区の街並みや文化財などをWeb上で公開するプロジェクトを進めている。本発表では、このプロジェクトの概要について報告する。足守地区は豊臣秀吉と関連が非常に深く、緒方洪庵や木下利玄を輩出した由緒ある地域である。そのため、足守地区には昔ながらの街並みや建物がいくつも残っている。これらをPasQおよびGoogleStreetViewの連携により仮想空間化する。また、古くから所蔵されている文化財については、仮想空間内で展示を行うほか、PasQ以外のリッチコンテンツでの利用を想定して、独立したデジタルアーカイブシステムを構築する。

(1) 16:30-17:00 ユーザのデスクトップ操作履歴に基づくファイル関連管理手法

○定免睦昌、國島丈生、横田一正(岡山県立大)
PCでユーザが扱うファイル数は極めて増加しており、フォルダによる分類やデスクトップ検索など、ユーザが目的のファイルを探す手法の重要性は増している。しかし、これらの手法ではユーザが実際に行っていた作業を反映した検索は充分に行えない。我々は、先行研究では考慮されていなかった複数のタスクが同時に行われるという状況を考慮して、ユーザのデスクトップ操作からファイル間の関連度を算出する方法、階層的クラスタリングによって関連の深いファイル集合としてユーザのタスクを抽出する方法などをこれまで提案し、いくつかの評価実験を行ってきた。本発表ではこれまでの提案や評価実験について報告し、ユーザのデスクトップ操作に基づいたファイル関連管理手法について考察する。

※(2),(7)講演取り消し

参加費用

デジタルドキュメント研究会登録会員(個人会員、賛助会員、準登録(個人)): 無料
情報処理学会学生会員を除く個人、賛助会員: 1,500円
情報処理学会学生会員: 500円
非会員: 2,500円

・発表者も同様の参加費をいただきます。

・年間を通して参加される場合には、当研究会への登録をお勧めします。

※※事前の申し込みは、必要ありません。当日、受付にて参加費をお支払いください。

問合せ先

デジタルドキュメント研究会 川嶋 稔夫(公立はこだて未来大学)
E-mail:kawasima@fun.ac.jp
個人用ツール