第108回研究会

出典: SigDD

2018年2月19日 (月) 12:42時点における Chiekon (会話 | 投稿記録) による版

目次

第108回ドキュメントコミュニケーション研究会 

  • 主査:守島浩((株)日立製作所)
  • 幹事:高橋慈子((株)ハーティネス),天笠俊之(筑波大),鈴木俊哉(広島大),秋元良仁(凸版印刷(株)),野々山秀文(セコム(株))
  • 開催日:平成30年(2018年)3月27日(火)
  • 場所:東京工業大学大岡山キャンパス 西8号館E棟 W833講義室(〒152-8552 東京都目黒区大岡山 2-12-1)
  • 情報処理学会 情報基礎とアクセス技術研究会(IFAT)との合同研究会です。ご参加をお待ちしております。

テーマ「人間関係を育む文書と壊す文書」に関する処理技術および一般

  •  文書とは,送受信者の合意に則って,何らかの資料価値や速報性を持った情報を格納したまま高速で移動する飛翔体です.飛行速度と方角を計算して受信者の枕元へ正確に着地させるためには,相手を敬う心,礼儀作法,日頃の感謝,そして何よりも良好な関係を保ちたいという一握りの素直な気持ちが大切です.しかし,人間関係を維持する努力に比べて,破壊は遥かに簡単です.「場違い」や「分不相応」な文書が持つ計り知れない破壊力を誰しも一度や二度は体験したことがあるはずです.相手に対する忖度の欠如から,「人間関係」という名の切断面を無理矢理に貼りなおす羽目になるのは,明日のあなたかもしれません.今回の研究発表会は,「長期的で良好な人間関係」を築いて育むための文書編集を中核に据えて,応用技術の開発やその基礎となる言語分析やリテラシ教育などに関する幅広い内容の研究発表を募集します.

・テキストが持つ攻撃性,丁寧さ,忖度などの数値化

・文書の送受信における場違いや分不相応の数値化

・文書送受信者の関係推定

・立場に応じたビジネスメールの推敲支援(謝罪,抗議,反論など)

・砕けた言葉遣いやスラングのように過剰な難解語の簡易化および正準言語への翻訳

・テキスト読後における快・不快の推定(うわべだけの謝罪など)

・違法性が高い迷惑行為の数値化(欺瞞レビューや剽窃など)

・言語分析やリテラシ教育:研究対象の事例をいかにして集めるか?

・その他,上記の趣旨文に合致すると考えられる内容

プログラム

  • 9:50-10:00 開会ご挨拶
  • 10:00-10:30 コンピュータ言語環境における図形・画像情報の役割への考察

大野邦夫(モナビITコンサルティング)

  • 10:30-11:00 地磁気逆転地層理解のためのバーチャルミュージアムの構成に関する検討

梶原俊男(シンクタンク碁ルネッサンス)、大野邦夫(モナビITコンサルティング)

  • 11:00-11:30 百人一首の美少女キャラ擬人化アプリケーション「ひゃくにんいっちゅ」の開発

藤森 玲、佐々木辰輔(東洋大学総合情報学部総合情報学科)、田中 結(同大学院総合情報学研究科総合情報学専攻)、長田駿朗(同大学総合情報学部総合情報学科)、藤本貴之(同大学院総合情報学研究科総合情報学専攻)

  • 11:30-13:00 昼食休憩
  • 13:00-13:30 
  • 14:10-15:10 招待講演『文章作成と読解プロセスの研究』(公立はこだて未来大学 大場みち子)
  • 15:10-15:20 休憩
  • 15:20-15:50 一般講演『テクニカルコミュニケーションの最新動向と価値提供への取り組み』(テクニカルコミュニケーター協会 黒田聡)
  • 15:50-16:20 一般講演 『オフショア開発拠点の文書品質と生産性向上への取組み』(富士通株式会社 藤原琢也)
  • 16:20-16:50 一般講演 『アノテーションを利用した読書活動支援システムの開発』(公立はこだて未来大学大学院 外川大悟)
  • 16:50-17:00 閉会ご挨拶

申し込み方法

参加に事前の申し込みは不要です。 当日、会場で受付いたします。

参加費:研究会会員 無料     情報処理学会 他研究会会員 1,500円     非会員 2,500円

問合せ先

ドキュメントコミュニケーション研究会 担当

  • 中挾知延子(東洋大学) chiekon<AT>toyo.jp

情報基礎とアクセス技術研究会 担当

  • 藤井 敦(東京工業大学) fujii<AT>cs.titech.ac.jp 
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