第80回研究会
出典: SigDD
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日程 2011年3月28日(月)・29日 (火) | 日程 2011年3月28日(月)・29日 (火) | ||
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:○Ngo Sy Viet Phu,天笠俊之,北川博之(筑波大学) | :○Ngo Sy Viet Phu,天笠俊之,北川博之(筑波大学) | ||
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:○西村健,中村素典 (NII), 井上 仁(九州大学), 山地一禎,曽根原登(NII) | :○西村健,中村素典 (NII), 井上 仁(九州大学), 山地一禎,曽根原登(NII) | ||
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- | 電子書籍利用においてエンドユーザに対する認証は不可欠である。ここでは大学をはじめとする学術機関で盛んに利用され始めている組織横断型認証連携(フェデレーション)を利用した認証により電子書籍閲覧を制御する方法について考察する。 | + | :電子書籍利用においてエンドユーザに対する認証は不可欠である。ここでは大学をはじめとする学術機関で盛んに利用され始めている組織横断型認証連携(フェデレーション)を利用した認証により電子書籍閲覧を制御する方法について考察する。 |
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:近年の Web は様々な印刷物に代わる役割を担う場面が増えており,Web 技術を基盤とする電子書籍規格 EPUB も注目を集めている。そのため,日本語と関連が深いルビと縦書きについて,活発な議論が行われている。本研究では,従来の印刷物と異なる Web の自由度の高さを考慮し,ルビと縦書きを Mozilla Firefoxへ実装し,ブラウザ上における組版の向上を目指す。ルビに関しては HTML5 や XHTML,また妥当でないルビマークアップへ対応し,他ブラウザより詳細なスタイルの指定を可能にした。縦書きに関しては,既存のブラウザのコードを利用し,追加実装する方式を考案した。左から右の縦書き,横組みと縦組みの組み合わせ,縦書きの多段組を実装し,その活用について述べる。また,ルビと書字方向選択のW3C 仕様についても議論する。 | :近年の Web は様々な印刷物に代わる役割を担う場面が増えており,Web 技術を基盤とする電子書籍規格 EPUB も注目を集めている。そのため,日本語と関連が深いルビと縦書きについて,活発な議論が行われている。本研究では,従来の印刷物と異なる Web の自由度の高さを考慮し,ルビと縦書きを Mozilla Firefoxへ実装し,ブラウザ上における組版の向上を目指す。ルビに関しては HTML5 や XHTML,また妥当でないルビマークアップへ対応し,他ブラウザより詳細なスタイルの指定を可能にした。縦書きに関しては,既存のブラウザのコードを利用し,追加実装する方式を考案した。左から右の縦書き,横組みと縦組みの組み合わせ,縦書きの多段組を実装し,その活用について述べる。また,ルビと書字方向選択のW3C 仕様についても議論する。 | ||
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=== 10:30-12:00 異文化ドキュメント === | === 10:30-12:00 異文化ドキュメント === | ||
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:地域における多言語ドキュメントの共生についての社会文化的考察 | :地域における多言語ドキュメントの共生についての社会文化的考察 | ||
:~アラビア語チュニジア方言とフランス語借用語のケーススタディから~ | :~アラビア語チュニジア方言とフランス語借用語のケーススタディから~ | ||
- | : | + | :○中挾知延子(東洋大学),Saïd Mosbah(チュニジア、カルタゴ大学) |
:概要 | :概要 | ||
:チュニジアをケーススタディとして、地域における多言語ドキュメントの影響を社会文化的観点から議論する。チュニジアでは公用語であるアラビア語に加えて、フランス語が日常的に話され、借用語も多い。新聞も多言語であることから、多言語ドキュメントという状況がどのような役割を社会や文化に果たしているのかを考察する。 | :チュニジアをケーススタディとして、地域における多言語ドキュメントの影響を社会文化的観点から議論する。チュニジアでは公用語であるアラビア語に加えて、フランス語が日常的に話され、借用語も多い。新聞も多言語であることから、多言語ドキュメントという状況がどのような役割を社会や文化に果たしているのかを考察する。 |
2011年2月1日 (火) 05:00 時点における最新版
目次 |
第80回デジタルドキュメント研究会・第102回情報基礎とアクセス技術研究会
合同研究発表会開催のご案内と発表募集
日程 2011年3月28日(月)・29日 (火)
テーマ:SNS アーカイブからの情報アクセス技術、 ドキュメントアクセシビリティ および一般
開催趣旨
APIなどを活用して蓄積したSNSサイト、特にコミュニティQAサイトや マイクロブログを対象とした大量のデータから、時間的推移により変化 する情報にアクセスする技術への取り組みが盛んになりつつあります。
また、SNSアーカイブや電子書籍もさかんになってきた現在、 人々はあまりにもドキュメントにアクセスしやすくなっております。 その一方でさまざまな面からの考慮が必要になっています。 情報弱者への配慮、多言語への対応はもちろんのこと、 今後は多文化共生の社会が受け入れられるドキュメントの姿が求められると考えられます。
そこで、情報処理学会DD研究会とIFAT研究会が 共同で、このような課題に関する研究会を企画しました。 関連する研究者の方、ご発表を検討くださいますようお願い致します。 さまざまな観点からのご発表をお待ちしています。
なお、上記以外の一般発表も通常通り募集いたします。 デジタルドキュメント・情報基礎とアクセス技術に関する幅広いご発表をお待ち しています。
スケジュール
・発表申込締切: 2011年1月28日(金)締め切りました
・原稿締切: 2011年2月28日(月)
・原稿ページ数制限予定: 6~8ページ ・発表時間予定: 1件25~30分 (質疑応答を含みます.多少変わることもあります。)
※2009年度より研究発表会はペーパレスとなっております。公知日も開催日の1週間前(3月21日(月))となりますのでご注意ください。
プログラム
発表20分+質疑応答10分
3月28日(月)
10:30-12:00 Twitter・ブログ
座長:未定
- (1) 10:30-11:00
- ベイジアンフィルターを用いたTwitterにおけるツイートのハッシュタグ分類
- ○竹中姫子,古宮嘉那子,小谷善行(東京農工大学)
- 概要
- Twitterにおけるツイートのハッシュタグを用いてツイートの分類を行った。ハッシュタグ付きのツイートを学習し、ベイジアンフィルター用いて学習データに出現しなかった単語の確率を変化させて分類を行う。
- (2) 11:00-11:30
- ソーシャルブックマークを基にしたTwitterユーザの興味語抽出・推薦手法の提案と評価
- ○齋藤 準樹,湯川 高志(長岡技術科学大学)
- 概要
- ソーシャルブックマークに含まれるタグの共起関係から階層的な関連語辞書を作成し、それを用いて抽出した興味語の類似性によりTwitterユーザの推薦を行う手法を提案した。そして、推薦の精度と意外性に関する実験的評価を通して、有用性の確認を行った。
- (3) 11:30-12:00
- ブログ記事クラスターとその経時変化の可視化
- ○石川雅弘(つくば国際大学)
- 概要
- ブログには記事内容に基づくクラスタ構造があると考えられるが、その構造は時間とともに変化もしているであろう。本研究ではブログ記事のクラスタ構造とその経時変化を可視化する手法を提案する。
--- 昼休み( 1時間30分 ) ---
13:30-15:00 テキストマイニング・抽出・統合
座長:未定
- (4) 13:30-14:00
- テキストマイニングによる大学生の観光ニーズ推定に関する研究
- ○田中 良典,井出 明(首都大学東京)
- 概要
- 本研究は、テキストマイニングを用いて大学生の観光ニーズの推定をおこなった。その結果、今まで若者の旅行離れ研究からは得られなかった新知の観光ニーズを推定することができた。
- (5) 14:00-14:30
- Webページを対象としたXMLデータ抽出手法の評価
- ○Ngo Sy Viet Phu,天笠俊之,北川博之(筑波大学)
- 概要
- 本稿では、既存のレコード抽出を利用した、WebからのXMLデータ抽出手法について議論する。また、提案手法の有用性を検証するため、実際のXMLデータを用いて、評価実験を行った。
- (6) 14:30-15:00
- Wikipediaエントリ分割統合のための近傍エントリ解析
- ○島田 諭,佐藤 哲司(筑波大学)
- 概要
- 編集がユーザに委ねられているWikipediaでは,エントリ粒度の大域的なバランスの保持が困難である.本論文では,エントリ間で共有される出現語のネットワークを解析し,エントリ粒度の偏りを検出する.
--- 休憩 ( 30分 ) ---
15:30-17:00 電子書籍
座長:未定
- (7) 15:30-16:00
- 電子書籍閲覧における組織横断型認証のためのグループ管理
- ○西村健,中村素典 (NII), 井上 仁(九州大学), 山地一禎,曽根原登(NII)
- 概要
- 電子書籍利用においてエンドユーザに対する認証は不可欠である。ここでは大学をはじめとする学術機関で盛んに利用され始めている組織横断型認証連携(フェデレーション)を利用した認証により電子書籍閲覧を制御する方法について考察する。
- (8) 16:00-16:30
- 電子書籍の論理構造に基づくポーズ情報の推定とSSML構造化
- ○布目 光生,鈴木 優,森田 眞弘(東芝)
- 概要
- 電子書籍を音声合成で読み上げる場合に、より聞きやすい朗読を実現するため、電子書籍のテキストデータから論理構造に応じたポーズ情報などを推定し、その結果を制御用メタデータとして音声合成器へ提供するテキストタグ付け手法について述べる。
- (9) 16:30-17:00
- ルビと縦書きの Web ブラウザへの実装とその背景
- ○塩澤 元,松原 俊一,Martin J. Durst(青山学院大学)
- 概要
- 近年の Web は様々な印刷物に代わる役割を担う場面が増えており,Web 技術を基盤とする電子書籍規格 EPUB も注目を集めている。そのため,日本語と関連が深いルビと縦書きについて,活発な議論が行われている。本研究では,従来の印刷物と異なる Web の自由度の高さを考慮し,ルビと縦書きを Mozilla Firefoxへ実装し,ブラウザ上における組版の向上を目指す。ルビに関しては HTML5 や XHTML,また妥当でないルビマークアップへ対応し,他ブラウザより詳細なスタイルの指定を可能にした。縦書きに関しては,既存のブラウザのコードを利用し,追加実装する方式を考案した。左から右の縦書き,横組みと縦組みの組み合わせ,縦書きの多段組を実装し,その活用について述べる。また,ルビと書字方向選択のW3C 仕様についても議論する。
3月29日(火)
10:30-12:00 異文化ドキュメント
座長:未定
- (10) 10:30-11:00
- 地域における多言語ドキュメントの共生についての社会文化的考察
- ~アラビア語チュニジア方言とフランス語借用語のケーススタディから~
- ○中挾知延子(東洋大学),Saïd Mosbah(チュニジア、カルタゴ大学)
- 概要
- チュニジアをケーススタディとして、地域における多言語ドキュメントの影響を社会文化的観点から議論する。チュニジアでは公用語であるアラビア語に加えて、フランス語が日常的に話され、借用語も多い。新聞も多言語であることから、多言語ドキュメントという状況がどのような役割を社会や文化に果たしているのかを考察する。
- (11) 11:00-11:30
- 近代中東・イスラーム世界におけるプリント・メディアの歴史と構造
- ○平野淳一(京都大学)
- 概要
- エジプトを中心とするアラブ世界やイラン、トルコにおいて、新聞や雑誌といったプリント・メディアがどのような歴史的経緯のもとに普及・発達していったのか、ヨーロッパとの国際関係、支配者の政治社会政策、民衆の文化的背景などに着目しつつ明らかにする。
- (12) 11:30-12:00
- 現代アラブ・メディアの変容と国際的・域内的競合
- ○千葉悠志(京都大学)
- 概要
- 本報告では、20世紀半ば以降のアラブ世界において、人々の生活に大きな意味を持ち続けてきたラジオやテレビなどの放送メディアの展開を概観し、そのうえで今日のアラブ世界において、人々がいかにメディアと関わっているのかを考える。
--- 昼休み( 1時間30分 ) ---
13:30-15:00 コンテンツ管理
座長:未定
- (13) 13:30-14:00
- ジオメディアの分布調査および携帯端末を用いたジオローカルコンテンツ構築システムの開発
- ○石田和成(広島工大)
- 概要
- Foursquareなどのジオメディアで登録される位置情報の分布調査を行い、情報登録の少ない地域を定量的に把握するとともに、地域コミュニティの人々による、携帯端末を用いたジオローカルコンテンツ構築のためのシステムを開発した。
- (14) 14:00-14:30
- メタデータによる記録管理のマネジメントシステムへの統合化
- ○小林秀彦(RIMサービス兼慶応大学)
- 概要
- 各種マネジメント標準システムに統合化できる、要求、業務、実行者等のメタデータをリテンションスケジュールと時系列とで一貫性を持たせて管理する電子記録管理標準システムのプロトタイプモデルを提案・提示する。
- (15) 14:30-15:00
- 非常時における運用を念頭においた小規模文書管理システム (第3報)
- ○大野浩之(金沢大学)
- 概要
- 著者は,非常時においても機能する,デジタル情報管理手法に興味を持ち,ε-ARK/iD, X4iD という2種類のIDを組み合わせて情報を管理する方法を提案してきた.今この方法を発展させ,小型マイクロコントローラボードや,ZigBee によるアドホックネットワークを用い,PCレス,コードレス,商用電源レス,TCP/IP レスでも機能するようにした.本報告ではこのシステムの設計実装とと今後の展開について報告する.
デジタルドキュメント研究会に関する問い合わせ先
中挾知延子(東洋大学) E-mail: chiekon[at]toyo.jp
情報基礎とアクセス技術研究会に関する問い合わせ先
関 洋平 (筑波大学) E-mail: yohei[at]slis.tsukuba.ac.jp